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マイマイガは本来ヨーロッパからアジアにかけての旧北区に広く分布するドクガ科の1種で、幼虫はサクラ、リンゴ、カシ、クヌギなど100種類以上の樹木の葉を加害する(ドクガ科ではあるが、毒針を持たず、人に危害を与えることはない。)。このうち日本を含む東アジアに分布するものは、アジア型マイマイガ(Flighted Spongy Moth Complex(FSMC))と呼ばれヨーロッパにいるものより活発に飛翔するとされています。
このAGMは1990年代から米国に何回か侵入して森林被害を起こし、その防除に多大の経費を要したことから、米国及びカナダの要求に基づいて侵入源とされる船舶に付着するAGMの卵塊を日本の港でチェックし、不在証明書を発行する業務が2007年から行われています。
証明書を発給できる検査機関は、規制国の植物検疫当局のマイマイガ検査に関する研修を受ける必要があり、当協会はこの研修を受け、2010年に検査機関として承認されています。